グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する 文春新書 (501)
佐々木 俊尚
文藝春秋 刊
発売日 2006-04
インターネットの進化が社会インフラに革命を起こす, 2007/5/4
誰もが情報を発信し、享受できるインフラが整いつつあるインターネット社会では、【検索】することで誰もが必要な情報を手に入れることができ、"「注目」を集めることが最大の価値を持つ"と著者は言います。
グーグルは、ウェブ上にある全ての情報を集積し、検索可能な状態の実現を目指します。
それは、世界を圧巻する巨大な広告代理店というビジネスモデルを確立するため。
グーグルマップやGmail、様々なAPIのオープン化もその一端にすぎません。
もし、グーグルが失落したとしても、この情報の集積化は止まらない。
各個人は、情報リテラシーを高めるとともにその利用の仕方を創造し、そのインフラの中で生きていく力を身につけなければなりません。
情報がより広く、誰にでもいきわたるようになった世界では、企業と個人は等価値になり、会社に頼った生き方の危険性は、今後ますます増大するでしょう。
「パソコンとインターネットは、よくわかりません」もうこの台詞は許されません。
インターネットがもたらすインフラ革命の概要を知り、インターネットの可能性を見せつけられた思いです。
自分自身のキャリアのあり方についても考えさせられました。
ネットの中で、すべてを破壊し無料化していくグーグルはユーザーにとってとてもありがたい存在です。
ただこの進歩は、そのうち訪れる真のユビキタス時代の序章にすぎないのだという指摘はもっともだと思います。
ネットの司祭はグーグルではないかもしれませんが全知全能の存在がネット空間に誕生する可能性は高いのだと感じました。
確かに鋭いところまで書いてあるとはいえないかもしれない。, 2007/3/16
そこそこ知らないことも書いてあったので「ふーん」と思った。
またグーグルのことだけじゃなく、ほかのビジネスのことも書いてある。
ヤフーやマイクロソフトのことが出てくるのはいいとしても、駐車場ビジネスのことまで書いてあったので、題名がグーグルの割にはITじゃねーなと思った。
ただその駐車場ビジネスのことも面白かったけど。
グーグルの将来性などが書かれているし、目標としてきたことなども書かれている。
グーグルストーリーの入門的な本かな。
グーグルの特徴を分かりやすく描き出している良書, 2007/3/12
広告、新聞、通信、出版業界等・・ 副題に示す通り、既存のビジネスを次々と破壊していくグーグルの実態、そして現在のグーグルを支えている技術的な基盤とビジネスモデルがよく理解できる。
痛快であると同時に、その既存の仕組みで生活している人間には脅威だろう。
終盤ではグーグルが何を目指しているのか語られているが、完全に著者の想像の世界に入ってしまっているという感は否めない。
内容的には梅田氏の「Web進化論」の方がずっと濃い。
とはいえIT初心者に取ってはこちらの方が分かりやすいと思われる。
最後に2点付け加えることがある。
・如何に新しい仕組が登場しようと既存の仕組が消滅することないだろう。
・ロングテールについては本書が出版された当時は注目を浴びたかもしれないが既に一部の例外を除いては通用しない事実が認識されつつあることも理解しておくべきだろう。
